2010年06月20日

そりゃ、シューカツ大変なはずやわ〜!

転職活動で苦戦していた姪っ子が、無事転職。
そもそも大学在学中から大変なシューカツだったそうですが
無事就職が決まった時、不要となった会社案内を
ダンボール一杯分いただいて、仰天しました。

そりゃ、決まらへんはずやで〜。
名だたる大企業のパンフレットばっかりやん……。

中小企業庁の発表によると、
世にある会社のうち99.7%は「中小企業」で、その数約432.6万社。
うち個人事業を除けば、全会社数に占める中小企業の割合は99.2%で、約150.8万社だそう。

大企業って、会社の中でたった0.3%ですよ。
(この数で見ると個人事業は0.5%もあるんですね!)

あくまでシューカツであって経営者になるわけではないので、
会社数ではなく人数の方で見てみると、
従業員と常用雇用者のうち66.9%が中小企業、33.1%が大企業。

大企業に入ると言うことは、この33.1%の中に入るわけで、
ここには定年間際のえらいさんからベビーブーム世代も含まれているので
このうち新入社員の数といえば…いったい何パーセントなんだぁ??

このシューカツの応募先、どうやって探したのか聞いてみると
「コマーシャルで見た、またはマスコミで聞いたことがあったから」。
甘い、それは甘いよ。そんなのほとんど上場企業じゃないのっ。
いったいどれだけの人数の中から選ばれるつもりなんでしょう。

「安定」とか「一生いられる会社」という父兄が今でも多いそうですが
このご時世に「安定」って…。終身雇用も、昭和の流行語やあるまいし…。
姪っ子もそうですが、実際2〜3年で転職しちゃうわけやし…。

ところでこの本(↓)によると、不景気と言われていますが
「新卒の正社員採用数は減っていないし、大企業の新卒正社員採用数も減っていない」そうです。


「若者はかわいそう」論のウソ (扶桑社新書)

「若者はかわいそう」論のウソ (扶桑社新書)

  • 作者: 海老原 嗣生
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2010/06/01
  • メディア: 新書



扶桑社 海老原嗣生・著
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posted by マッキー@組立通信LLC. at 18:27| Comment(0) | マッキー禅問答 | 更新情報をチェックする

2010年06月18日

だから出版不況なんだってば その2

ところで たびたび
「新聞やテレビで見たあの本、うちの近所の本屋にない」とお叱りの電話を受けることがありますが
ベストセラー作家の本でもない限り、どの書店にも置いてある本て、そうないです。
先日の日経スペシャルで放映されていたように、
3刊合わせて300万超といわれているベストセラー『1Q84』だって、
町の本屋さんには取次から一冊しか回ってこない、と言うこともあるのです。

日本の現在の書店数1万5千店。1日の新刊200冊。
この全てに1冊ずつ配本したとして、1万5千部。
全書店に1日300万冊の本が搬入されてるなんて、そりゃ、ないでしょ〜。

そもそも「日本中どの書店でも同じものが売ってる、買える」なんて
イオンモールやユニクロの大量産品じゃあるまいし…
そんなん、本屋さんへ行く楽しみ、ないやん〜! 

出版社と書店を結ぶ取次の仕組みとは、
農家と小売店を結ぶ農協さんみたいなものです。
それはもう確立された巨大な仕組みで
資本がしっかりしていて数万部以上売るのなら、
この流通の仕組みに乗らないと、とてもかないませんよね。
posted by マッキー@組立通信LLC. at 20:34| Comment(0) | 編集室のつぶやき | 更新情報をチェックする

豊島美雪さんと、話し言葉と書き言葉でバトル

「関西人の会話って面白いと思わない?」
そんな豊島美雪さんの一言で始まった「こそっと関西オノマトペ研究会」。

美雪さんはラジオで話す仕事だから、言葉を「音で」伝える。
一方、組立通信は言葉を「文字で」「視覚で」伝える。
そんな本作りは、話し言葉と書き言葉、ひらがなとカタカナの熱い戦いでもありました。
いろんなメディアの方に取材に来ていただき、取材を忘れて盛り上がって思うのは
この部分が言葉を扱う方に刺さっているのではないでしょうか。

そこに、見るもの全てをカメラのシャッターを切るように記憶する
天才妄想イラストレーターが加わって…。

「…いったいどうなるんやろ、この本」という状況が何度もあったのです。

だってそもそも最初は「オノマトペの写真集を」という話だったのです。
「世界中の人が発音練習できるように五線譜で表記したい」、その美雪さんの希望だけが最後まで変わらず、
後のほとんどはライブで作っていったと言ってもいい作り方でした。
だって会話自体がそもそもライブだから、それはいいんですが、
それにしても速かった…。
「一刻も早く出したいねん」という美雪さんのように
組立通信の周りには「いらち」が実に多いのです。

本業もジャンルも年齢もまったく違う5人が本を作った、
その会議や打ち合わせがあんなに面白かった理由は、
「リズム感」と「笑いのセンス」が似ていたからではないかと思うのです。
だから多分、読者の方々も似ているはず!
ご近所の居酒屋「煮売屋ぽっと」の岩本さんにもささったようで、
お店のお客さんとこの本で遊んでくださっているのでした。

ブログ写真編集会議2.jpg


豊島美雪さんは、ラジオのトークでおわかりかと思いますが、
決してやわらかい方ではありません。
でも「声の機嫌」がいつもよくて、サービス精神旺盛で気配りの達人!
4月に紹介いただいた早朝のテレビ「おはようコールABC」の撮影に来られたカメラマンさんは
マーキーさん&美雪さんの伝説のFMラジオ番組「ラジオパパ」時代からの美雪さんの大ファンで
当時と何ら変わらぬ美雪トークを前にすっかり緊張がほぐれ
やっぱり笑顔で帰っていかれました。

「司会もイベントもするよ、いつでも呼んで〜」という美雪さんですが
笑いのない司会をやってる姿なんてとても想像できない…。
そう、「心地いい笑いでほぐしてくれる司会進行」にぴったりな方なのです。

(すごい食いしん坊ですごい酒飲みですが、これは私も似てるかも?)
posted by マッキー@組立通信LLC. at 01:00| Comment(0) | キュッと曲がって90°! | 更新情報をチェックする

2010年06月17日

えええ、民事再生って…!

リーマン・ショックの頃のこと。本を作る仕事が止まって、動かなくなった。
打ち合わせや取材を重ねて、制作の途中というのに
ピターッと止まったまま一向に再開しない。
クライアントのGOなしには動けないのが制作業なので
アポイントさえも取れないまま、待つこと数ヶ月。
ある日新聞を見ていたら、その会社が民事再生になっていた。

銀行監査が入ってたくさんいた社員さんが減り、いわゆる貸しはがしにあい、
グループ会社も整理され,大変なことになっているという噂を聞いて、

不謹慎だけれど
とても取材に行きたくなってしまった。

不動産業界の二代目社長さんは
仕事と同じぐらい北新地が大好きで、かなりモテてきたに違いない「社長の息子」。
勉強熱心で、真面目で男前で、それはもう加山雄三さんのように恵まれて育った感じ。
でも、申し訳ないけれど「深み」がなかった。

裏切られたり裏切ったり、余計なことに手を出して失敗したり、「そこそこ」悪いことをしたり、
ひどい目にあったりあわせたりした経験があるからこそ、人間が面白くなると思うのです。


先週発売となった本「町工場のおやじ、電気自動車に挑む」は
小さな板金加工屋の社長さんが、突然、電気自動車作りに初挑戦する
『あっぱれ!EVプロジェクト』の実録です。
これが毎日七転八倒で「うまくいかないことだらけ」。
横で見ていて、そこが実に面白かった。
「うまくいくはずがないから」同時にたくさんのテレビカメラの密着取材が入って
ケンカになりそうなシーンや疲れ果てている表情も、しっかり放映されていました。

ドラマのシナリオは、主役にこれでもか…というほどの艱難辛苦を続々と与えるから面白いのです。
転んでいいし、裏切られていいし、後ろ向きになっていいし、荒れていい。
だってそれこそが人間だから。
すんなり幸せにいったらちっともドラマにならないし、そもそも共感できない。


今はまだ絶望の中かもしれない。でも起こったことは何だって永遠には続かないから、
いつか肥やしになって、いつかもっとイイ男になっているに違いない。
大きな仕事が途中で消えて、連鎖で組立通信も大変なことになったのですが
そう思ったできごとでした。
posted by マッキー@組立通信LLC. at 19:34| Comment(0) | マッキー禅問答 | 更新情報をチェックする

在庫切れです、こちらでどうぞ!

緊急お知らせです。
アマゾンで販売中の「キュッと曲がって90度!」が、昨夜から品切れとなりました。あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)
お急ぎの方は、ビーケーワンまたは紀伊国屋書店ブックWEB
天満スイッちドットコムへどうぞ!

posted by マッキー@組立通信LLC. at 12:16| Comment(0) | キュッと曲がって90°! | 更新情報をチェックする

2010年06月16日

ねちねち作って、きちっとお届け


本日は北海道から鹿児島まで本を発送。
電話応対と発送で一日が終わりました。 
全国ネットで流れるのは、すごいことですね。本当に感謝です。
メール便で発送しましたので、到着まで1〜2日お待ちください。
 
組立通信は、出版社というよりは
「出版も手がけるメディア制作会社」で、作ることが本業です。
事務員や営業マンがいるわけではなく
本を制作した手で発送や納品をし、電話にも出ます。
ロケ中、転送されてきた電話で屋外で対応することや
地下鉄で移動中で、電話がつながらないこともあります。

その昔、営業委託とか取次開拓とか、
拡大思考になっていたとき、事件が起きたのです。
回収&交換騒ぎの中、本屋さんでバラバラになった本の姿を見て
「血の気が引く」という言葉通り、地面に血が吸い取られる体験をしました。
そして思ったのです。
「売り場にたくさん置いていただくことより、一冊ずつていねいに、確実に読者の方にお届けしよう」と。

作っているときは、それこそ起きた時から眠りに落ちる寸前まで
夢の中でもゲラを見ているほどかかりっきりです。
ねちねち作ったものだからこそ、きちんとお届けしたい。
見栄を張って拡大するより先に、目の届く範囲できちんとしていきたい。
でもありがたいことに話題になることが多く、
そんな時は「調子に乗ったらアカン」と自分に言い聞かせています。

あたりまえですが、一冊ずつオーダーメイドのため、
制作できる出版点数も少なく、取次を通していませんが
そのため「恐怖の返品」を経験したこともありません。
手塩にかけた本が返ってくる、しかも廃品回収で処分するなんて
回収&交換のとき以上につらいはず。。。
出版業界では当たり前の慣習なのかもしれませんが
広告で紙や印刷に携わってきた私にとっては、
それはとても耐えられないことのように思えるのです。
posted by マッキー@組立通信LLC. at 18:48| Comment(0) | 編集室のつぶやき | 更新情報をチェックする
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