2010年08月20日

フェリエ33号掲載 4人目のドクター

今月も無事発行となりました、アクティブな大人の休日向上マガジン「Ferie」。

快適研究家マッキーのコラム「4人目のドクター」
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2010年08月19日

生きている地獄

お盆の日曜日の夜、テレビを点けたら
『池上彰の戦争を考えるSP』という特番をやっていて
ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボでの取材シーンが流れていました。

画面に映った、民族紛争で子どもを亡くしたという女性の顔には、
ひとかけらの希望も、
未来もなかった。
憎しみでも怒りでもなく…ただ、深い哀しみと絶望だけ。

わずか3年半で20万人の死者と200万人の難民を出したという
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争
1995年の終戦から17年の時が経った今も
彼女の時間は止まったまま。
生きている、そのことが
これほどつらいことはないという顔のその女性に
インタビュアーの女優さんがこんな言葉をかけました。

「こんなにつらいのに、生きていこうとする希望って何なのでしょう?」


…希望なんてない、希望なんてどこにも、ひと欠片もないのだ。
生きていることが地獄なのだ。
この後いったいどうなるのだろうと、画面に見入っていたら
その女性はこう答えました。

「ただ死ねないだけだ。
 あの子が生きていたことを忘れない、そのためにだけ生きてる」と。

わずか3年で8000人の虐殺が行われたというこの民族紛争のことは
日本で活躍中に内戦が激しくなり、祖国サラエボに帰れなくなった歌手・
ヤドランカさんを通して遠く知ることしかなかったけれど…。
サラエボ現地で行われた取材では、あの池上彰さんさえ何度も言葉をなくしていて、
体験した人々の語りの迫力を感じたドキュメンタリーのシーンでした。

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2010年08月18日

放電しきってから充電するまでに

長〜い夏の休暇から帰ってきました〜。
イタリアもフランスも、もうホントにすばらしかった〜晴れ晴れ
帰ってくるのがどれだけ寂しかったか…

…って、
ウソです……。
そんなきっぱりした夏休みとは、もうずいぶん疎遠です…。

でもふだんの日々の反動でしょうか、世間がいわゆる休みに入ると
誰にも接さず、時間の約束もせず、電話からもネットからも離れる日を作ります。
携帯のメールもお休み。
友人の誘いもお休み。
社会につながる線がなーんにもないひとりの状態で
放電しきった心と体をフラットに戻すのです。

本を読んだり、ウィンドウショッピングをしたり、
ミストサウナでボーっとしたり、煮込み料理を作ったり。
ひたすら気の向くまま流れるように過ごす、休息のための休日です。
一人でお茶をするのもいい。
周りの人々の話し声や食器の音、近いような遠いようなざわめきに包まれていると
なぜかホッとするから不思議です。

それからゆっくり整理や大掃除に向かい、
充電モードに入っていくのです。


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2010年08月03日

子どもが酒場で教わったこと

子どもに歩み寄って遊べない父に連れられて
寿司屋、居酒屋、スナックと
大人の世界に乳幼児の頃から顔を出していました。

通っていた幼稚園では、なぜか発表会の演目が「ソーラン節」で
酒場でこれを歌うとおおいに受け、おひねりをいただくことも。
でも、走り回ることはもちろん、騒ぐこともなかった。
父に言われる「大人の場所に行くんやで」の言葉のままに、
ニコニコ笑顔でおひねりをくれるお客のおじちゃんたちが
「ここは大人の世界やで」という合図を折々にくれたのです。
「静かにできないなら連れてくるな」と。

その世界を嫌いではなかったので
「帰るぞ」と言われるまで「帰りたい」などとグズつくこともなく
カウンターの下で足をぶらぶらさせながら、座っていました。
人が歌っている濃〜い歌を覚え、普段に口ずさんで母を絶句させたことも。

香水のにおいをさせた巻き毛のお姉さんがキラキラして見えて
「おねえさん、きれ〜い」と言うと、
よそのおじちゃんが耳元で「夜見るからや〜」。

寿司屋でトロと雲丹を頼む小学生の兄に
「子どものくせに贅沢な」と遠慮なく言う板さん。
おしんこやカッパを頼む私は「子どもらしくていいねぇ」と褒められるのですが
幼なすぎて、生魚が食べられなかっただけで…。

小学生の時から働いて家計を支えていた父の口癖は
「子どもが調子に乗ったらあかん」。
その父の、友人でもなく身内でもなく、たまたまお店にいあわせたお客の大人たちは
今思えば、とても正しい大人たちだったのではないかと思うのです。
posted by マッキー@組立通信LLC. at 22:25| Comment(0) | マッキー禅問答 | 更新情報をチェックする

2010年08月02日

デザインと言葉

広告、セールスプロモーション、PRとやってきて
なぜ本やエディトリアル(編集)をしているのかと
尋ねられることがあります。
あまり意識せずやってきたので、つらつら考えてみると。

コミュニケーションは、言葉の世界だから。

PRも、言葉の世界。
広告はデザインの世界です。

グラフィックデザインを「意匠」とした昭和の和訳がよくない。
デザインも言葉も、本来とても論理的なものだから、
「=意匠」という解釈に、長くデザインのそばにいながらなじめなかった。
デザインの中に意匠があるわけで、デザインって、もっともっと広い。

デザインという言葉がこれほど日本に浸透しながら
「やっぱりわからん」といわれるのは、和訳のせいではないでしょうか。

ついでにもう一つ、好きじゃない和訳は「地球温暖化」。
「温暖」という言葉に日本人が感じるイメージは
好意的なものだと思うのです。

地球炎上化とか、地球高温化とか、地球燃焼化とか、地球高加熱化とか
そんな言葉の方が
「今すぐ何とかしないといけない」危機感を感じますよね。

中国では、デザインのことを「設計」と訳するそうです。
posted by マッキー@組立通信LLC. at 00:00| Comment(0) | 編集室のつぶやき | 更新情報をチェックする
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