2010年05月30日

本が本屋さんに並ぶということ

 本屋さんに本が並ぶには、結構複雑なしくみを通ります。

 出版社と本屋さんの間には、本屋さんに本を「預ける(配本)」取次会社が存在します。その本を扱うかどうかは本屋さんが決めるわけで、本屋さんに並べば、売れても売れなくても最初に一冊いくらの配本料がかかります。本屋さんは本を「取次から一時的に預かって」売っているわけで、売れない本は返本されて戻ってきてしまいます(送料着払いで!)。。。

 日本では現在、その返本率は40%といわれています。
 これって長く出版に携わる方々には「フツー」のことなのかもしれませんが、40%って「1万部突破!」と書かれた本のうち4千冊が返品されてくるということですよ……。一日平均200冊もの新刊が毎日出版されているわけですから、届いた本を並べて売って補充して返本して…本屋さんの仕事がどれだけ大変か想像できますよね。

 組立通信の本のほとんどは本屋さんに直接お届けしていますが、書店仕入部に納品に行き、山と積み上げられて続々と出入りする大量の本を見るたび、私たちの本を扱って売っていただいている方々に、ただただ頭が下がります。(すばらしいことに現在お付き合いしている書店様からは恐怖の返本もほとんどないのです)。右から左の本作りではなく、こめすぎるほど気持ちをこめた本作りをしていきたいと思うのです。

 そして、ネット書店全盛と言われるこの時代に、わざわざ本屋さんに組立通信の本を探しに行ってくださり、なければ注文してまで取り寄せてくださる読者様にも、感謝、感謝です。ほんと、「ネットVSリアル」なんて単純に分けられるものではなく、本質的なマーケットの違いを感じるこのごろです。
posted by マッキー@組立通信LLC. at 11:00| Comment(0) | 編集室のつぶやき | 更新情報をチェックする
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