2010年08月27日

イッキ読み本

駅中の本屋さんで手にした本が面白くて
イッキ読みしてしまいました。

税理士でキレモノの経営コンサルタント・岡本吏郎さんと
ジャーナリストで作家の日垣隆さんが
「儲け」について話している本です。


楽しく稼ぐ本 (だいわ文庫)



頭のいい人が「対話」をしている、そのリズムだけでもまずおもしろい。
テーマはビジネスとお金儲けですが
大企業の経営者とか会計士とかが語る、自分に遠い「すっごいわねー」的な話ではちっともなく
コンサルさんが書いたツルツルーッとした話でもなく
自営業の人やその相方が読んでも実感できる、使える経営&会計学なのでした。

価格設定と相場、取引費用の概念、
優先順位を決めるなら時間で決める、
やりがいとビジネスの問題は別のもの… 等々。

一時のビジネス書ブームで、中途半端なビジネス本が溢れていますが
この本は超現実的で刺さりました。
不況どこ吹く風、という気分になるのがいいですね。


10年ほど前の本ですが
「突破者」の宮崎学さんの本を読んだ時と似た読後感でした。


カネに死ぬな 掟に生きろ


借金30億を抱えたアウトローの語りはさすがに濃かったですが
本質的には、同じものが流れているかも…。
自立して生きてる強さ、というのでしょうか。

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posted by マッキー@組立通信LLC. at 13:47| Comment(0) | マッキー禅問答 | 更新情報をチェックする

2010年08月19日

生きている地獄

お盆の日曜日の夜、テレビを点けたら
『池上彰の戦争を考えるSP』という特番をやっていて
ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボでの取材シーンが流れていました。

画面に映った、民族紛争で子どもを亡くしたという女性の顔には、
ひとかけらの希望も、
未来もなかった。
憎しみでも怒りでもなく…ただ、深い哀しみと絶望だけ。

わずか3年半で20万人の死者と200万人の難民を出したという
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争
1995年の終戦から17年の時が経った今も
彼女の時間は止まったまま。
生きている、そのことが
これほどつらいことはないという顔のその女性に
インタビュアーの女優さんがこんな言葉をかけました。

「こんなにつらいのに、生きていこうとする希望って何なのでしょう?」


…希望なんてない、希望なんてどこにも、ひと欠片もないのだ。
生きていることが地獄なのだ。
この後いったいどうなるのだろうと、画面に見入っていたら
その女性はこう答えました。

「ただ死ねないだけだ。
 あの子が生きていたことを忘れない、そのためにだけ生きてる」と。

わずか3年で8000人の虐殺が行われたというこの民族紛争のことは
日本で活躍中に内戦が激しくなり、祖国サラエボに帰れなくなった歌手・
ヤドランカさんを通して遠く知ることしかなかったけれど…。
サラエボ現地で行われた取材では、あの池上彰さんさえ何度も言葉をなくしていて、
体験した人々の語りの迫力を感じたドキュメンタリーのシーンでした。

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2010年08月03日

子どもが酒場で教わったこと

子どもに歩み寄って遊べない父に連れられて
寿司屋、居酒屋、スナックと
大人の世界に乳幼児の頃から顔を出していました。

通っていた幼稚園では、なぜか発表会の演目が「ソーラン節」で
酒場でこれを歌うとおおいに受け、おひねりをいただくことも。
でも、走り回ることはもちろん、騒ぐこともなかった。
父に言われる「大人の場所に行くんやで」の言葉のままに、
ニコニコ笑顔でおひねりをくれるお客のおじちゃんたちが
「ここは大人の世界やで」という合図を折々にくれたのです。
「静かにできないなら連れてくるな」と。

その世界を嫌いではなかったので
「帰るぞ」と言われるまで「帰りたい」などとグズつくこともなく
カウンターの下で足をぶらぶらさせながら、座っていました。
人が歌っている濃〜い歌を覚え、普段に口ずさんで母を絶句させたことも。

香水のにおいをさせた巻き毛のお姉さんがキラキラして見えて
「おねえさん、きれ〜い」と言うと、
よそのおじちゃんが耳元で「夜見るからや〜」。

寿司屋でトロと雲丹を頼む小学生の兄に
「子どものくせに贅沢な」と遠慮なく言う板さん。
おしんこやカッパを頼む私は「子どもらしくていいねぇ」と褒められるのですが
幼なすぎて、生魚が食べられなかっただけで…。

小学生の時から働いて家計を支えていた父の口癖は
「子どもが調子に乗ったらあかん」。
その父の、友人でもなく身内でもなく、たまたまお店にいあわせたお客の大人たちは
今思えば、とても正しい大人たちだったのではないかと思うのです。
posted by マッキー@組立通信LLC. at 22:25| Comment(0) | マッキー禅問答 | 更新情報をチェックする

2010年07月26日

ゲゲゲの哲学

話題の連ドラ「ゲゲゲの女房」。ぼんやり見ている朝というのに、
展開もさることながら、泰然とした水木しげるさんの発する一言がいちいち深くて
そのへんのビジネス書や自己啓発本より、俄然面白い。

水木しげるさんは「ゲーテを自分のおやじと思っていた」そうです。
ドラマにもちょこっと本が登場していましたが
19歳の時、兵士として召集される前に読んだ本を
それはそれは暗記するほど読み返し、戦地にまで持っていったのだそう。

戦争に行ったら死ぬということがわかっていた、
でも人生がどういうものなのか知らずに死ぬなんてつまらない。
だから、繰り返し繰り返し読んでは
人生はこういうものだと頭に入れた。

「人生、全てゲーテで上手くいった感じですな」と水木しげるさんが言う一冊は
詩人・エッカーマンの書です。


ゲーテとの対話 上   岩波文庫 赤 409-1

ゲーテとの対話 上 岩波文庫 赤 409-1

  • 作者: エッカーマン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1968/01
  • メディア: 文庫




哲学を知ると、背負っているものが軽くなるし
心理学を学ぶと、硬いコリがやわらかく解けていきますね。
義務教育にあってもいい。知っていれば、きっと生きやすくなるだろうから。

posted by マッキー@組立通信LLC. at 17:11| Comment(0) | マッキー禅問答 | 更新情報をチェックする

2010年07月25日

ブルース・バーで祝・還暦

南森町にあるブルース・バー「シカゴ・ロック」でライブパーティー。
ブルースバンドと天才ギター少年の生音に、久々に触れました。

酒場に子供がいる空間は好きではないのですが、この日は別格。
パーティーの主役が、FM802の阪田さんだったからです。
いつもニコニコ、爽やかスマイルのスポーツマン・阪田さんは、若い。
「還暦」と聞いたみんながのけぞるほど、ナチュラルに若い。
人の年齢っていったい何が決めるのでしょう、
かっこよく年を重ねている大人と一緒にいるのは
前向き細胞が穏やかに刺激されて、とても心地良いものです。

阪田さんは今東京支社長さんなので東京拠点ですが
この天満エリアには
「かっこよく年をかさねている」大人がたくさんいるのです。

天満音楽祭を仕切っているのも元気な大人たちだし、
フォーク酒場に集まって歌い、ブックカフェに集まって映画を撮っているのも、大人たち。
それぞれいろんな職業の方々が、本気で遊ぶ場所を持っている。
この街での出会いが
情報誌「天満スイッち」や本「天満のスイッち」になったのでしょう。
しかも多くの方が自立している商売人や経営者で
本気で生きている大人たちなのです。

本「天満のスイッち」の編集テーマは「街につながれ!」
どこが美味しいとか安いとかの情報にはちっとも興味がなくて、
町おこしや商店街の活性化ともほど遠くて。
住んでいる街で、通っている街で人と人が繋がる、
コミュニティの役に立つメディアを作りたかったのでしょう。

でしょう、というのは、今になると思うから。
当時は精一杯で、前書きを書くのがやっとで、
言葉で伝えるほど整理できていなかった。
それでもいまだに
「キュッと曲がって90度!」を買いに来られた60代の方から
「スイッち見てあちこち行きましたよ」なんて言葉をいただくことがあったり
付箋だらけの「天満のスイッちVOL.1」を持った元気なおばさまと出会ったりして
あったかい気持ちにさせていただくのです。

クリエイティブはもっとコミュニティの役に立っていい、
読み物で伝わるものはまだまだある。
分析して企画して編集する、そんなものではないと思うのです。
posted by マッキー@組立通信LLC. at 15:23| Comment(0) | マッキー禅問答 | 更新情報をチェックする

2010年07月23日

♪ カーマカマカマカマカマカミーリーオーン

なんとなく点けたテレビで、80年代のMTVを集めた番組が。
1時過ぎまですっかりクギヅケ…思わぬ夜更かしをしてしまいました。音楽

洋楽倶楽部80's

ボーイ・ジョージもデュラン・デュランも、
もはやすっかり別人になっちゃいましたが、
当時のMTVはすごかった。
特撮もCGもほとんどなく、でもそれぞれの映像にストーリーがあって
お国柄もあって、個性満点。
何よりミュージシャンたちが本当に楽しそうで。

80年代の洋楽を浴びるように聴いて育ったのに
バンドブームがやってきた時に流行っていたのは邦楽で、
実際に私が歌っていたのは、日本のロック。
その後、いろんな世代といろんなバンドを経ましたが
オールディーズやビートルズをメインに歌っていました。

バンドの魅力は、みんなで音をあわせて曲を作っていくこと。
でも、
自分に余裕がないと楽しめない。
数年前のある時期の私はいっぱいいっぱいで余裕がなくて、バンド活動から離れましたが
思えばずっと年上のメンバーたちだって、
みんながそれぞれの「大変」を抱えていたのでしょう。
だからこそ、バンドの時ぐらいはいろいろ忘れて楽しみたい、
そんな想いで、気持ちを切り替えていたのでしょう。

心の底から楽しげに演奏しているMTVを見ているうちに、
また
思いっきり歌いたくなりました。

この番組は再放送でしたが、今後も不定期に放送されるそうです。
間のショートドラマは短くていいから、もっとMTV流して〜!!
posted by マッキー@組立通信LLC. at 16:03| Comment(0) | マッキー禅問答 | 更新情報をチェックする
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